「社会はなぜ左と右にわかれるのか」→遺伝子だそうです

 

買って比較的すぐに読んで、ブログで書こうと思っていたが、そのまま放置していた本をやっと救済。なぜだか画像のみにならなかったので、アマゾンへのリンクが微妙ですが・・・まぁ、気にしない方向で。

さて、本編について。一言でぶっちゃけると「・・・結局どういうこと?」である。色々と細かい事例が(おそらく順を追って)説明されているんだが、どうも結論がわからない。というか結論はわかったんだが、ひとつひとつの説明の意義というか意味というか関連性がわからないというか、とにかく、いちいち「で?何が言いたいんだ?」と感じてしまう。アマゾンのレビューを見るに、「わかりやすい」とあるので、おそらく私と相性が悪いんだろう。人の政治的指向性が環境よりも遺伝子で決まるとか、ほら、いかにも相性悪そうでしょ。

んで、肝心の結論?だが、人間の道徳基盤である「ケア」「自由」「公正」「忠誠」「権威」「神聖」の6つのうち、保守主義者のほうが他者に対してアピールする項目が多い(リベラルは「忠誠」とか「権威」、「神聖」を全面に政治的アピールをしない)、ゆえに保守主義は有利ということ。また、人間はその歴史を通じて「自集団に資する正義を指向するよう設計されて」いて、他者や物事に対する態度も直感的に決まるため、他の集団に対する理解が非常に難しい・・・と。

・・・恐ろしいことに、ここまで書いて5分ほどこの後何を書けば良いのか、悩んでしまった。つまりそういう本である。まぁまぁ興味深いが、だからと言ってどういうこともない、本当にそういう本なのだ。説明も中途半端に感じる。「なぜ道徳基盤がこの6個なのか」など、肝心な部分の説明が抜けている。遺伝子云々についても同様。保守とリベラルの間に異なる遺伝子があることはまぁ置いておくにしても、その遺伝子の違いが6つの道徳基盤上での行動についてどう影響しているのかははっきり説明されていない。個々のエピソードは読んでいてそれなりに楽しいが、それが集合体になった瞬間に、相互関係が迷子になってしまい、本全体として非常に印象が薄くなってしまうのだ。

救済するというより、蜘蛛の糸をブチっとハサミで切ったような内容ですみません。でもどうしても「遺伝子で人の考えの指向が決まる」とか受け付けないのよね、生理的に。

 

 

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